不動産の基本のキ
バランスシートについて今日は書いてみようと思います。
日本語では貸借対照表です。
簡単に考えてみましょう。
総資産-負債=純資産です。
Aさんが住宅ローンで23区で5000万の新築戸建てを買ったとします。
年収は800万、配偶者一人、子供二人。車はヴェルファイア(カーローン)に乗っています。
預金は500万
この場合の純資産はいくらになるでしょうか?
資産の部
家 3500万(実際の価値)
車 200万(査定額)
預金 500万
合計 4200万円
負債の部
住宅ローン5000万
カーローン返済途中で300万
合計5300万
純資産 -1100万円になってしまいます。
新築戸建てに住み、トヨタの高級車に乗っているAさんは、一件お金持ちそうに見えますがバランスシート上で見るとマイナスです。
自分が住むための家は無理をして高いところに住むのは無駄です。
住宅ローンで購入する場合お得なのは、二分の一を賃貸用にするか(収益マイホーム)
価値が下がらない物件を購入することです。
例えばタワーマンションを購入する場合でも湾岸エリアの乱立地帯で買うのと、港区の3Aエリア(青山、赤坂、麻布)で購入するのではだいぶ変わってきます。
例が極端ですがエリアによっては暴落を防げるエリアというのは山手線の内側や他にも調べれば多くあります。
逆に言えば過疎エリアは価値がありません。
売りに出しても全く買い手がつかない不動産、車たくさんあります。
自分が住む家を豪華にするのは資産家になってからでもいいのではないでしょうか。
また年収が800万の人は世間的に考えれば多いかと思いますが、毎月の収支もとても大切です。
年収800万の人は手取りベースで考えれば月約50万位かと思います。
子供が二人いて住宅ローン、カーローンがあればおそらくほとんど貯金できないでしょう。
逆に収入が少なくてもきちんと毎月お金が残る人はよいですね。残したお金で資産を買い進めることができればお金が増えていきます。
自分が住むための住宅は負債、貸すための家は資産です。
車は資産ですが減価償却が大きく(価値が減るのが早い)貸さない限りお金を生みません。
資産一覧
現金、株、債券、土地、建物、仮想通貨(いつでも換金できるもの)、現物(高級時計、ブランドもの)、金、保険の積立金など
負債一覧
住宅ローン、カーローン、奨学金ローン、カード未払い金、
資産ー負債=純資産
この式を覚えておいて頂いたらと思います。
第二回は不動産の価値を決める計算方法について
書いてみようと思います。